音感教育クラス

児童部音感クラス

多くの音楽家が学んだ木下式を習得する児童のためのクラスです。【対象者:幼児部基礎課程修了者】

児童部は、幼児期に木下式を開始したお子さんが、小学校にあがってからも歌唱・音感・ピアノを継続して学び、合わせて多種多様な課題を学ぶクラスです。
このクラスでは、一定の音感能力・歌唱力・リズム感・視唱能力など音楽の基礎力が必要になるため、途中入学はできません。
ただし、幼児期に楽院以外で木下式を継続して受けたお子さん、または一定期間、楽院の「ピアノ特別コース」を受講して基礎能力を身につけたお子さんは、中途入学が可能になります。

●個人発声
ひとりずつ、指導者と向き合い、正しい母音と音程を学び、音楽的な発声や和音分離唱を習得します。

●楽典プリント
音楽の演奏をするうえで欠かせない楽典(音楽を学ぶうえでの理論やルール)を学ぶプリントに取り組みます。

●聴音書き取り
幼少期より絶対音感を身につける訓練を受けた子どもたちが、それぞれの能力にあった難易度の聴音書き取り(和音課題・三単音課題・二(三)声体課題・嬰変音課題・旋律課題)に取り組みます。

●リズム訓練
音楽の演奏にリズム感は欠かせません。幼児期から開始した「カスタネットによるリズム奏・身体的動作と表現」という二種の訓練を、小学生になっても断続的におこなっていきます。

●合唱
音楽を学ぶうえで必要なのは、自己主張と協調性です。自分で歌詞をおぼえて、集団のなかでしっかり声を出すという責任を果たすと同時に、まわりの声を聴いて合わせる協調性も必要です。みんなで声をそろえて「木下式を学んだ子どもの声」を作りだしています。

●ピアノレッスン
木下式を学んだ子どもの特長は、耳がよいこと。そのため、ピアノも練習さえすれば、曲がきちんと弾けるようになる素地があります。
しかし、忙しい時代に暮らす子どもたちは、毎日の練習時間の確保が難しいのです。
楽院では、専門的にピアノを勉強した講師や大学で指導実績あるピアニストまで、子どもたちにあった講師が懇切丁寧に譜読みをして、曲を仕上げることを教え、レパートリーを増やしています。

●視唱課題
視唱は、音楽を学ぶすべての人に欠かせない基礎であり、楽譜を見て音程やリズムなどを正しくドレミで歌えるようにする課題です。
幼いころから、カラー五線によって音符の読み書き訓練を受けてきた子どもたちは、小学生になったら一般的な楽譜(黒五線)で視唱集の勉強をします。

●マラソン
音楽演奏に欠かせないのは、持久力とがんばる力です。楽院では、40年近く継続してきた夏合宿にて、幼児部は1.5キロ、児童部は3キロのマラソンに挑戦してきましたが、最近のお子さんは身体を使って思い切り遊んだり、身体を動かす体験が極端に減ってしまったことから、児童部託児クラスでは毎週のレッスンのなかでアマチュア選手といっしょに楽院の付近をマラソンする時間を取っています。

●運動
なわとび、ブレキエーション(うんてい)など、リズム感に関わる体育課題はたくさんありますが、自分の身体を自在に動かす器用さがないと、音楽を演奏してもリズム音痴になってしまいます。児童部託児クラスでは、さまざまな運動を通して、身体全体でリズムを感じられるように、いろいろな運動の課題に取り組んでいます。

●書道
ロボットの時代だからこそ、美しい文字が書けることに意味があると信じて児童部の託児クラスでは書道を取り入れています。
「書は芸術家である前に、まず正確な書でなければならない。そのためには正しい筆法を学ぶべきである」という(淡江社)の教えを学んだ先生が楽院児に書を教えています
子供たちには、形を真似させるのではなく、正確な筆法を守り、その上で自身の体と心の表現として書かせています。また準備、片付けの指導もしています。

●基礎がためプリント(アルファベット・ローマ字)
幼児期からの早期教育によって、集中力・記憶力・忍耐力をはじめとする非認知能力にすぐれていても、就学後にいろいろなタイプの子どもがいる学校という集団のなかで、担任の先生の話を聞いて無理なく授業についていくのは、簡単なことではない時代です。楽院では、音楽勉強にプラスになるように、1~3年までの基礎学力を強固にする課題を与えています。
これまで卒業した大勢の卒業生たちの就学体験などから、公立・私立・国立・インターナショナルのどこへ通っていても、日本で暮らす日本人として必要な基礎知識だけは、確実に身につくようにしています。

●基礎がためプリント(都道府県の特産物)

●基礎がためプリント(都道府県の地形)

PAGE TOP